| 6 おわりに
本研究では、正確に記述されていない文化について調査し、日頃食べなくなったものを食べ、使わなくなったものを使う事で、現在忘れつつある生活文化の重要な部分を再考し、豊かな生活の継承と、伝えられたその心の部分をモノとコトのデザインとして再認識することである。また、食する事に関して、自らの食欲、味覚、香りなどの感覚的な部分と合わせて、そのものを味わう為の正しい知識を忘れずに持ち続けることが重要である。自分の生活の為に食べるもの、晴れ日を飾るもの、簡単に食べられるもの、工夫によって食べられるものなど、それぞれ使い分けることが人間の潜在的な能力であり、今後もこのような行為の発展は続くと思われる。 本研究は、このままでは消えゆく文化と行為を知り、そこにあったモノとコトのデザインを道具と合わせて研究していくことであるが、今後更に研究対象地域を広げ、数多くの聞き取り調査を実施し詳しく解説することなど、引き続き本研究を継続する予定である。 また、最後に本研究における食と器デザイン研究の活動は今後webページにて、成果の発表を継続し行っていくこととする。(http://www2.starcat.ne.jp/~design/syoku-utuwa/) 7 謝辞 本研究の聞き取り調査及び情報提供には、伊藤富二郎様(武豊町)、伊藤悦子様(常滑市)、相羽文吉様(常滑市)、村田康司様(常滑市)、上村新吉様(常滑市)、伊藤実様(常滑市)、石黒光子様(南知多町)、成田一郎様(半田市)、河口修様(南知多町篠島)、沢田研一様(常滑市)、村田小蝶様(常滑市)、神谷定子様(常滑市)、肥田花子様(常滑市)、杉江恵子様(常滑市)、内田フミ子様(南知多町)、常滑漁協(常滑市)、常滑陶磁器会館(常滑市)、武豊町歴史民俗資料館(武豊町)、澤田酒造(常滑市)、伊藤商店(武豊町)他多くの方々にご協力いただいた。日本福祉大学知多半島総合研究所には、様々な情報提供や発表の場を設けていただいた。 また、本研究は日比科学技術振興財団から研究助成をいただき、全ての関係者各位に心より御礼申し上げます。 脚注 1日本福祉大学知多半島総合研究所、愛知県立芸術大学、1997年、瀧田家旧蔵家財・衣服調査、1999年2000年、尾州内海廻船館所蔵品等調査 [2]日本福祉大学知多半島総合研究所、『常滑市廻船問屋復元整備基本構想策定業務報告書』、1997年、1-4ページ [3]南知多町、日本福祉大学知多半島研究所、『尾州内海廻船館所蔵品等調査報告書』、2001年、1-6ページ [4] 「日本の食生活全集 愛知」編集委員会、『聞き書愛知の食事』、社団法人農山漁村文化協会、1989年、343−344ページ [5] 安藤慶一郎監修、『愛知県ふるさとの伝統』、愛知県教科書特約供給所発行、145−149ページ 参考文献 社団法人農山漁村文化協会、『聞き書愛知の食事』、1989年 安城市歴史博物館編、『安城食の風景』、1995年 ←BACK・・・・・・・・・・・・・・・・ |
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食と器のデザイン研究 |